Maple実地見学(彦根:キリンビール工場、彦根城)[2010年1月20日]
2009年12月22日(火)
MA1 Chen(陳) Yi Ning(中国)
12月の末、私たちMコースのみんなは、滋賀県に見学旅行に行った。その日はすぐにでも雨が降り出しそうな天気で、あまり外に出る気がしなかった。
バスで3時間もの距離を移動し、たどり着いたのはキリンビール工場だった。そこで親切なガイドさんが紹介してくれた内容の中で、パンフレットに書いてあるように、「この地球上に恵み豊かな自然が存在するからこそ、私たちはおいしいビールを作り続けられるのです。だから、もっと地球にやさしく自然と仲良く。私たちにとってかけがえのないものを、これからもしっかり守っていきたい。」という自然を大切にする考え方に共感した。経済の発展に伴い、環境を疎かにしがちなこの時代において、このように環境を考えつつ、なお経済的発展も成し遂げている工場は、私たちにとって、いろいろ考えさせてくれる大変大きい存在だと思う。
キリンビール工場の見学が終わり、次に移動したのは国宝や重要文化財が数多く存在する城、彦根城である。私は以前、授業で彦根城についていろいろ調べ発表したことがあった。そのときは直接城には行かずに資料を集めたため、ぜひ一度本物の城を見てみたいと思った。今回本物の彦根城を見たとき、とても静かでのどかなところだと思った。私が調べた内容では、彦根城は激しい戦争や世の移り変わりを経てきたという。しかし、今では静まりかえった彦根城を見ていると、そのような争いも時間の流れの前ではただの歴史に過ぎないという気がした。人間たちがどれだけ醜い争いをしていても、城はただ静かにその姿を見守ってくれている。そのような一途な姿に感心した。彦根城は防御用の城であるが、このように機能性と美観的価値がともに見られるとはまったく思わなかった。
結局、最後まで空は晴れないままだったが、さまざまな経験をすることができて、やはりこの旅行に来てよかった。