実地見学(月桂冠・石清水八幡宮) 2012年1月24日[2012年2月27日]
2012年1月24日に日本語日本文化専門演習の授業の一環として秋学期2回目の実地見学を実施しました。今回は「食・住」の観点からそれぞれ我が国の食文化に欠かすことのできない酒について学ぶため月桂冠大倉記念館、勝ち運の神をまつる社として知られる石清水八幡宮を訪れました。今回も課題レポートの中から優秀なレポートを紹介します。
サィフェルト イズルト(フランス)
まず、「月桂冠大倉記念館」で酒造を見学しました。
貴重な酒造用具類や古い酒瓶などが多く保存されていて、伏見のお酒造の工程や日本酒の歴史をわかりやすくスタッフの方に説明していただきました。 そして、見学が終わったら、ロビーで2種類の吟醸酒とプラムワインのきき酒ができました。あまりお酒を飲まないんですが、プラムワインが気に入りました。甘くてとても美味しかったです。 それから、気に入ったものを購入できますが、何も買いませんでした。 最後に、お土産に清酒特選「純米酒」180mlを一缶いただきました。「月桂冠大倉記念館」を見学できてよかったと思います。
次は、京都八幡市の男山の山頂に鎮座する石清水八幡宮という神社に行きました。徒歩で標高142mの山頂まで登るのは少し大変でしたが、山頂まで登ることができてとても嬉しかったです。 帰るときにはケーブルカーに乗って帰りました。初めてケーブルカーに乗ったので、楽しかったです。 すてきな見学旅行をありがとうございました。
ホウ エン ペイ(中国)
月桂冠大倉記念館への見学は本当に勉強になった。それにお酒の製造過程がどんなものかもはじめてわかった。お酒造りに米に対してこんなにこだわりがあるとは思わなかった。もっといいお酒を造るために、米の70%以上の部分を殻として削ることはなかなか贅沢な造り方で、お酒造りの繊細さにも感心する。
「月桂冠」という名は勝利と栄光の意が含まれ、その品種の中に、天皇かオリンピックで優勝した選手に捧げるのもあり、案内係によるとその品種のお避けを飲むのに、誰でも平等なチャンスがあると言われるが、それはオリンピックで優勝するか、特別な文化勲章を取るか以外に飲めるものではない。私達にとっては見るだけで十分であろう。
商品展示のコーナーに移ると、案外、月桂冠で化粧品とかも出ていることは知らなかった。
次の石清水八幡宮への見学は静かな雰囲気の中に進んでいった。平日だからか、神社へ参拝に行く人は本当に少なく、留学生以外にいないという感じもした。今までたくさんの神社へ行って、なんだか日本の神社がだいたい同じで、鳥居があって、ただ宿っている神が違うことで神社名も違うようになる。でも、今度の石清水八幡宮は確かに特別な所があり、その登り道でケーブルカーがあることが特徴であろう。
最後に残念なことは、後で気がついたことで、エジソンが男山の竹の繊維を使ったことの記念として建立された記念碑は見損なったのである。