実地見学(多賀大社・彦根城)2014年6月10日[2014年6月17日]
Mプログラムでは、2014年6月10日に日本語日本文化専門演習の授業の一環として春学期1回目の実地見学を実施しました。
今回は事前(6月3日)に説明会を行った後、10日に滋賀県の多賀大社と彦根城に行き、日本の歴史についていろんなことを学びました。
今回優秀だった感想文とイラストなどを以下に掲載します。
◆Suthida Pongkertnapakorn(MA4)
今日ははじめて、滋賀県の彦根市に行った。多賀大社と彦根城に行った。多賀大社に入ると、大きくて珍しい橋がある。渡ってみると、思ったより怖かった。渡りにくいと思った。それから、大社に参った。また、大社の森に行った。たくさん鳥居が並んでいる。伏見稲荷大社のようだと思った。いっぱい写真が撮れてうれしかったです。それから、彦根城に行った。私は日本のいろいろなお城に行ったことがある。彦根城は小さいお城だけど、外から見ても、中を見ても、どっちもきれいだった。びっくりしたことが一つある。それは、お城の中にすごい急な階段があることだ。上りも下りもめっちゃ怖かった。お城までたくさん歩いて、その上、危険な階段を上ったのでめっちゃしんどかった。ちなみに、彦根のマスコットはすごいかわいいと思った。今回の見学旅行は暑かったけど、とても楽しかったです。また友達と一緒にいろいろなところに行ってみたい!
◆Wei Zhongbo(MA4)
彦根城の階段は1622年に建てたときにはなかったそうです。90度近い斜面をロープ一本で登るのは想像するだけでも疲れるのになぜそういう設計をしたのでしょう?もちろん簡単に攻められないためです。実際に一番上まで登ってみたんです。今でも一苦労だと思いましたが、1600年代の人が生きていくための厳しさがなんとなく分かる気がしました。攻める方は攻撃を受けながら登らなければいけないし、攻められる方も必死に城を守りながら登ってくる相手を攻撃しなければいけない。死者はもちろん、秒単位で出たかもしれません。こう考えると何か悲しいですね。でも、平和の大切さがよりよく分かったような気がします。
◆Ke Jyun-Hua(MA2)
今回の見学は面白かった。彦根城の天守で三角と四方の窓を見た。この窓は、昔、鉄砲を撃ったり矢を防いだりする用途を持っていた。その小さい窓から外をのぞくと、なんだか敵が城下を攻めてくる様子が想像され、城におけるその窓の役割が分かった。また、周囲に植物が多くて、建築物は低い。眺望するとすっきりしていた。それで、昔ならった「城は勢力範囲の標記」を自分の目で確かめることができた。彦根城の博物館で修理した和室に行って、昔の主の生活空間を見た。和室はほぼ同じと思う。でも、障子を開けると、綺麗な庭が見えるようになっていて、四季によって景色がどんどん変わっていくのは日本建築の智恵と言ってもいいと思う。また、茶具、能面、鎧なども展示物としてそろっていた。これらから当時の武人の好みや流行した芸能も感じた。多賀大社の屋根は茅葺きでできていた。今までこんなに近くにその構造を見ることはなかった。貴重な経験だと思う。