修了生による大学進学説明会[2014年10月1日]
日本語日本文化教育センターでは、9月22日(月)に、修了生による大学進学説明会を開催しました。 学部留学生は、本年4月に来日し、本センター又は東京外国語大学において1年間、大学進学前予備教育として日本語及びそれ以外の専門領域科目の集中教育を受けた後、文部科学省により国立大学法人の大学に配置され、4年間または6年間の大学(学部)教育を受けることになっています。 本センターでは、このプログラムで学習する国費学部留学生に対して、留学生本人の希望を踏まえた大学(学部)への進学指導を行っていますが、その一環として、毎年大学進学説明会を開催しています。これは、本センターを修了した学生を国立大学法人各大学から説明者として招き、各大学の学習や生活について説明していただいているものです。学生たちにとっては先輩に当たる説明者たちから、授業の取り方や進路の決め方、住環境や交通環境、サークル活動に至るまで、さまざまな身近な生の情報を聞ける機会となっています。 全体のプログラムは二つのセッションに分けられ、最初に大学の紹介を行った後で、文系・理系に分かれて、各専攻分野について詳しく説明するという流れで行われました。
今年度は6大学から9名の修了生が参加してくれ、学部留学生たちが進路を選ぶのに有用な数々の情報を、スライドを使って分かりやすく話してくれました。オリジナルのビデオを作ってきてくれた修了生までいて、終始和やかで笑いの起こる説明会になりました。
そのように工夫していただいた甲斐もあってか、留学生は修了生たちの説明に熱心に耳を傾け、日頃から疑問に感じていることがらについて積極的に質問を行っていました。
説明会終了後、留学生会館の食堂に会場を移し、懇談会が行われましたが、ここでも熱心の学部留学生からの修了生たちへの質問は絶えることなく、予定の終了時刻を過ぎても話し込む学生の姿が幾人も見られました。今後の進学先大学を考える上で大いに参考になったことと思います。